私は社会人になって初めて携帯を持った。ポケベルも持ったことが無かった。そんな連絡手段を持たない頃はどんな生活だったかとふと思い返してみた。連絡は主に家電で、外では公衆電話を使っていた。公衆電話はいたる所にあったので見つけるのに苦労することは無かった記憶があります。主要駅には公衆電話がずらっと並んでいた。財布にはいつもテレホンカードを入れていた。電話連絡なので、すぐに本人を捕まえられるとは限らないため、本人が家にいない時は伝言や留守電に用事を入れて伝えていた。本当に伝える必要のあること以外は電話は使わず、たわいもない話は対面での会話だった。電車の中では新聞や雑誌、本などを読んでいて、CDからMDに落とした音楽を聴いていた。SNSが無いなりの楽しいことで満足していたよなと懐かしく思いました。今と比べると時間がゆっくり流れていたように思う。
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