早期退職について(3)

FIRE

2010年、当時はFIREムーブメントというものはなく、20代で夢をみた”あがり”による早期退職の選択肢しか考えられなかったが、実現は難しかった。
妻は少しづつ仕事をするようになり、その環境を継続しつつ家族がハッピーになれる生活にシフトしていくには?
「お金」と「やりたいこと」この2つの方針が固まってきたころです。
やりたいことについては妻に助けられている部分が多分にありました。妻がモノづくりの仕事をしていて、いちから自分の手でモノを作ることに楽しさや喜びを感じるんだと知ることができた。週末に木工旋盤で木の皿を作って楽しさを実感することができた。
お金の面においては、これからの人生における最低限のベーシックインカムの部分の貯蓄ができればサラリーマン以外の選択肢を含め可能性が広がるのではと考えた。
当時、現貯蓄と今後の収入から可能な貯蓄を計算したが、その結果は60歳だった。うーん、もう少し考え方を柔軟にできないか。毎月の固定費、今後の住宅の考え、貯蓄から投資、いろいろと変えていくことで、50代後半(娘が高校を卒業するころ)を目標にして新しいステージに進めると試算が出て実行していった。
初めの5年は10数年先の早期退職実現をおぼろげに目指しつつ家庭と仕事のバランスを取っていった。収入の増加と長期投資により早期退職可能な年齢が早まってきた。
ちょうどこのころ、FIREという言葉が世の中に出始めて夢中になった。

つづく

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